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【水換え時の用語】

用語 説明
pH(ペーハー) pHとは酸性、アルカリ性の程度を表す単位で水素イオンと水酸イオンのバランスによって決まる。pHが適正でない場合、魚に色々な害が及んだり病気が発生する。ミドリフグに最適pHはアルカリ性(pH 7.6〜8.0)
pH(ペーハー)の目安
緩衝能力
(KH<炭酸塩硬度>)
緩衝化合物の(pH安定化合物)の量のこと。理想的な緩衝能力の範囲(120〜180ppm)でpHは安定し正確な値が測定できる。
緩衝能力が適正でないとpHが正確に測定できない。
総硬度 水中のカルシウムイオンとマグネシウムイオンの含量を表したもので、濃度が高すぎるたり低すぎると魚に色々な害が及んだり、病気が発生しやすくなる。

 用語  値  対処方法
pH 高い
pH8.5
pH調整剤(pHマイナス)を使用する
試していませんが、中性の水はpH7.0なので水を加えるか、水換えをすることによって多少phが下がると思います。
中和は酸性水の方が下がると思いますが・・・
低い
pH7.0
pH調整剤(pHプラス)を使用する
底砂をサンゴ砂に変えたり、サンゴを追加する。
緩衝能力 高い
240〜300ppm
pHが8.2位になっているのでpH-(酸性剤)を少量加えて高い緩衝能力を調整します。
試していませんが、総硬度と同じく水を加えるか、水換えで下がると思います。
低い
0〜80ppm
pH-安定剤を入れ、KHを適正値に調整する(120〜180ppm)
総硬度   高い
250〜425ppm
水分の蒸発によって上昇するので、ミネラル分の無い水を加えるか、水換えを行うことによって総硬度を下げることが出来ます 
低い
0〜25ppm
カルシウムやマグネシウム塩を水に追加する。
またはサンゴやカキの殻等を加えたりする。
※ニッソー水質の素説明書参照

水換え
【作業手順】
1.水質検査紙を用い水質を検査する。
●亜硝酸塩検査紙

亜硝酸塩の濃度が高くなったら水交換を行います。
※コンディショナーを使用しても亜硝酸塩を中和出来ます。

●pH(ペーハー)、KH(炭酸塩硬度)、総硬度検査紙


2 .汽水の濃度を測る(水槽)


3 .底砂クリーナーや計量カップなどを用い、水を抜く(容量の1/3〜1/4)
  ※バクテリアが激減するので絶対に全量を交換しないこと

4 .抜いた分量の水を用意し、カルキ抜きを入れる


5 .カルキ抜きを入れた水に人工海水を入れ、1で測定した同じ濃度の汽水を作る。

6 .汽水を水槽に入れる

ろ材の洗浄
【作業手順】
1. フィルターが汚れてきたら、水槽の水をバケツに入れる
  

2. ろ材を取り出す
  

3. 取り出したろ材をバケツの中の水で洗う
  

4. フィルターを交換する場合も水槽の水をバケツに汲み新品フィルターを1度すすぐ
  (活性炭のゴミを洗い流す為)
  

5. ろ材を元に戻す

水中フィルターのメンテナンス
【作業手順】
1.エアホースをポンプから外し、ポンプの電源を抜く。

2.水中フィルタからろ材を外す


4.水槽の水をバケツに入れ、ろ材の洗浄を行う
 フィルターを交換する場合も水槽の水をバケツに汲み新品フィルターを1度すすぐ)


5.水中フィルタのエアストーンを洗う


6.取り外したものを元に戻し、水中に水中フィルターをセットしてからポンプの電源を入れる。
※画像は新品フィルター交換時の物


ヒーター、アクセサリの洗浄
【作業手順】
 1.水槽の水をバケツに入れる
 2.ヒーター、アクセサリを取り出す。(ヒーターは電源を抜いておくこと)
 3.取り出したら、バケツの中の水でヒーター、アクセサリについた汚れを落とす
 4.ヒーター、アクセサリーを元に戻す。(ヒータの電源を入れるのを忘れずに)

水槽の大掃除
【大掃除について】
 ・年に1回位は大掃除を行いましょう
 ・冬は水が冷たいのでやらない方がいいです。
 ・寄生虫や病気が発生した場合も大掃除を行った方が良いです。
 ・洗剤は使わないこと

【作業手順】
 1 . 1週間前にフィルターの清掃または交換を行っておく
  ※大掃除とフィルターの洗浄、交換は同じ日に絶対行わないこと(バクテリアが減少する為)

 2 . ヒーター、フィルタなどの電源を抜く

 3 . 飼育水は再使用するので、 以下の容器を3つ用意する
 ・大掃除中にミドリフグを入れておく容器(以下、ミドリフグ用容器)
 ・水槽の水を保管しておく為の大きめ容器(以下、水槽用容器)
 ・底砂掃除用の容器

 4 . 水槽からミドリフグをすくい、ミドリフグ用容器に移す

 5 . ヒーターやアクセサリ等を洗浄する。

 6 . ミドリフグ用容器の水温が下がらない様にヒーターを入れる(冬季)
   ミドリフグ用容器にふたをして飛び出しを防止する
   エアレーションなどがあると尚良い

 7 . 残りの水を底砂掃除用の容器に移す

 8 . コケや汚れをスポンジなどでこすって落とす

 9 . 底砂スコップを使用して、底砂を水槽から取り出す。

 10 .水槽を水洗いする

 11. 底砂を底砂掃除用の容器の水を使って洗う。

 12. にごりがなくなったら、底砂を水槽に戻す

 13. ヒーター、アクセサリ等をセットする。

 14. 水槽用容器の水を全て水槽内に戻す
    水温をミドリフグ用容器と同じ温度にする(冬季はお湯を水槽にいれ温度を調整する)

 15. カルキ抜きした水を補充する

 16. ヒーター、フィルタの電源を入れる

 17. 水あわせを行い、水あわせが完了したらミドリフグを水槽に戻す
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